【書評】「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル」SAP試験対策にとてもおすすめの一冊
クラスメソッドコリアのm.hashimotoです!
SAP試験対策として、「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル」がとても良かったのでご紹介します。
この記事の目次
- 本の概要
- 「AWS認定資格 ソリューションアーキテクト - プロフェッショナルの教科書」書評
- 最後に
- 本のリンク
本の概要
SAP試験にチャレンジする方の最初の一歩として、順番に読み進めていくことができます。
各章には、まとめとしてのポイントが解説されており、確認テストもあります。
最後に、模擬テストが75問あります。
著者
トレノケート株式会社 山下 光洋
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル」書評
目次
- 第1章 AWS 認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル
- 第2章 組織の複雑さに対応する設計
- 第3章 新しいソリューションの設計
- 第4章 移行の計画
- 第5章 コスト管理
- 第6章 継続的な改善
- 第7章 模擬テスト(75問)
各章の概要
第1章 AWS 認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル
AWS認定試験の体系や試験の概要、プロフェッショナル試験で問われるシナリオカテゴリなどの解説がされています。
第2章 組織の複雑さに対応する設計
- 2-1 組織の認証とアクセス戦略
- クロスアカウントアクセスやSSOなどについて解説されています。
- 2-2 組織のネットワーク戦略
- VPCエンドポイントやAWS Direct Connectについて解説されています。
- また、VPCピア接続やAWS Transit Gatewayなど複雑なネットワーク構成に対しての図や解説がとても勉強になりました。
- 2-3 マルチアカウント環境
- AWS Organizations やAWS Control Towerなどについて解説されています。
第3章 新しいソリューションの設計
- 3-1 セキュリティ
- AWS KMS やAmazon Cognitoなどについて解説されています。
- 3-2 信頼性
- Amazon Route53 やAmazon Kinesisについて解説されています。
- 3-3 事業継続性
- RPO/RTOの比較やバックアップ戦略の種類に関して解説されています。
- パイロットランプやウォームスタンバイ、マルチサイトアクティブ/アクティブに関して、図を通しての詳細な説明があることで理解が深まりました。
- 3-4 パフォーマンス
- Amazon EC2やストレージのパフォーマンスに関して解説されています。
- 3-5 導入戦略
- 各種デプロイサービス、デプロイメントパターンについて解説されています。
- DOPの勉強の際に良く出てきた内容だったので、復習として活用できました。
第4章 移行の計画
- 4-1 移行可能なワークロードの選択
- AWS Cloud Adoption Readiness Tool、AWS Application Discovery Serviceについて解説されています。(初めて聞く単語で理解が難しかったです。)
- 4-2 移行ツール、移行ソリューション
- AWS Snow FamilyやAWS Server Migration Service(SMS)、AWS Database Migration Service(DMS)に関して解説されています。
- 4-3 移行後の設計
- IPアドレスに依存した設計や低遅延を実現するサービスについての知見がとても参考になりました。
- 4-4 移行戦略
- 7つのR(Refactor、Replatform、Repurchase、Rehost、Relocate、Retain、Retire)に関して解説されています。
第5章 コスト管理
- 5-1 料金モデルの選択
- Amazon EC2やAmazon S3、Amazon DynamoDBのコストに関して、またその他サービスのリザーブドオプションについて解説されています。
- コストはテクニカルサポートの業務でも出てくるので、とても勉強になりました。
- 5-2 コスト管理、モニタリング
- AWS Cost ExplorerやAWS Budgets、請求アラームに関して解説されています。
- 5-3 コスト最適化
以下のような例があり、参考になりました。
- Amazon EC2中心のアーキテクチャからサーバーレスアーキテクチャ
- NATインスタンスをNATゲートウェイに変更する
- NATゲートウェイの料金削減
- メディア配信コストの最適化
第6章 継続的な改善
- 6-1 トラブルシューティング
- AWS HealthイベントやAWS X-Ray、VPC Flow Logsなどについて解説されています。
- 6-2 運用の優秀性
- AWS Systems Manager(SSM)、Amazon GuardDutyなどについて解説されています。
- 6-3 信頼性の改善
以下のような例があり、参考になりました。
- Amazon EC2インスタンスをステートレスに
- 疎結合化による信頼性の改善
- データベースのリクエスト改善
- 6-4 パフォーマンスの改善(主にキャッシュとエッジ)
- Amazon CloudFrontやAWS Global Acceleratorについて解説されています。
- また、Amazon ElastiCache、Amazon API Gatewayに関しても解説されています。
- 6-5 セキュリティの改善
- AWS Secrets ManagerやAWS WAF & AWS Shieldについて解説されています。
- 6-6 デプロイメントの改善
- コンテナついて解説されています。
第7章 模擬テスト(75問)
本番の試験同様に75問の模擬試験があります。
最後に
この本の特徴は以下の通りです。
- 豊富な図解
- 目次の1-1関連サービスがまとめられていて良い
- 巻末に索引がある(サービスのチェックがしやすい)
現状、SAPの日本語書籍は今回紹介したものと、こちらの2つになるかと思います。
SAP-C01 は2022/11/14で終了予定となっています。
以上、クラスメソッドコリアのm.hashimotoでした!